Aさん(関西)
2007年2月急性リンパ性白血病にかかり、複数臍帯血移植を受けました。
移植から4年4カ月が経過し、現在年齢は38歳(男性)になります。
発症当初から完治させるには移植を選択するしか方法はないということで、
早々から主治医はドナー探しをされてました。
骨髄バンクに適合者があったようですが、寛解に入った時期とドナーさんの提供タイミングの
ズレもあり、自分のベストタイミングに移植を受ける事ができない状況となりました。
骨髄移植はコーディネートに3~4カ月掛かり、また移植の直前でドナーさんの気持ちが変わったり
ドナーさんが病気になったり等、直前で提供が受けられないリスクもあるようです。
最終的には臍帯血移植を受ける事になりましたが、
ただ私の身長は178センチで、通常の一つの臍帯血では細胞数が足らなく移植が出来ないということで、
当時臨床段階で国内症例数が10数例の、複数臍帯血移植を主治医から薦められました。
それ以外の治療方法がない状況でしたので、すがる思いで複数臍帯血移植を決断しました。
移植後は3カ月半で退院し、社会復帰も2年で出来るようになり、今では以前と変わらない生活を送っています。
臍帯血移植が唯一の選択肢だった私にとって、複数臍帯血移植がその当時治療方法として存在しなかったら今の私はありません。
本当に臨床段階でも自信を持って薦めていただいた主治医には感謝しています。
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