Bさん(関西)
2007年2月、突然主人が急性リンパ性白血病を発症。
染色体異常があり、移植しか道が無く、抗がん剤治療をしながらドナーを探す日々が始まりました。
近親者にはいず、骨髄バンクは時間がかかる上に、移植直前にドナーさんから断られる事もあり得ます。
頭を抱える中、奇跡に近いご縁で有田さんの相談窓口に辿り着きました。
有田さんは、見知らぬ私の相談に、連日身内以上に親身になっのって下さり、臍帯血の可能性を教えて下さいました。
しかし、当初入院していた病院は臍帯血移植を余り推奨されておらず、
有田さんのお力添えで、臍帯血移植の成績がいいA病院をご紹介いただき転院しました。
しかし、主人は細身ながら178cmあり、1つの臍帯血では細胞数不足で移植の成功が見込めず、
悩んだ結果、当時臨床段階だった複数臍帯血移植をする事にしました。
当時、主人で確か国内15例目位でした。
確かに大きな不安がありましたが、移植にはタイミングも重要です。
骨髄バンクの場合、コーディネイトにかかる3~4カ月の間、抗がん剤治療を繰り返す事になります。
当然ながら、その分体力は消耗、内臓や体にかかる負担も大きく、移植後の経過にも影響します。
寛解に入り地固めできたベストタイミングで、なるべく早期に移植をする事を重要と判断し、
複数臍帯血移植に踏み切りました。
結果、見事に大成功。
移植後の経過もよく、移植から約3カ月半で退院しました。
退院後は有田さんのご配慮で自宅にクリーンパーテーションを設置していただき、
カビや季節性ウイルス等の感染もなく、過ごす事ができました。
現在、移植から4年半が経過。今では一切投薬もなく職場にも復帰し、お酒も病気以前同様に飲みます。
あの時、複数臍帯血移植ができなかったら、今の元気な主人はないかもしれません。
全ての道を開いて下さった有田さん。
又、万全の大勢で複数臍帯血を実施して下さったA病院の皆さまには、本当に、心から感謝しています。