報道等でご存知と思いますが、山中先生達の研究に、国の予算が計上されました。これは、今年度補正と、25年度からの10年間の国からの支援です。私たちが、昨年3月から応援に入った、さい帯血からのiPS細胞を誕生させ、早期に患者の臨床に役立たせる為の研究への支援も含まれています。
山中先生は、公的さい帯血バンクに保存されているさい帯血の中で、移植に可能な品質ではあるが、何らかの理由で移植には使われず、廃棄されるさい帯血の中の、当面は1つだけ、慎ましやかな1つだけの提供を求めておられます。新たな研究が、これから始まろうとしているのです。
又、山中先生が必死で訴えておられた、知財研究や国際広報などの専門研究支援スタッフの非正規雇用問題も、有期雇用5年後も、大学研究所間の人材交流が認められ、尚且つ、大学研究所は、これらの専門支援スタッフを雇用する事が義務づけられます。ここに新たに10年間の国の補助金が計上されました。
昨年10月、専門研究支援スタッフの雇用適正化を訴え、100kmウォークを完歩いたしました。私と一緒に完歩した女性が、正にその専門職の一人です。彼女の勇気と頑張りを讃えたいと思います。一歩前進した研究支援スタッフへの雇用改善は、日本の今後の研究推進への希望となるでしょう。
☆有田美智世☆
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