2012年1月26日

公的兵庫さい帯血バンクの倫理委員会が、京都大学から提出されたiPS細胞研究へのさい帯血提供を、書類の文言の追加を待ってからとして、審査の結果をホームページ上で公開してから4ヶ月近くになります。山中先生が必要とされているのは、将来、臨床に耐えうるホモ細胞です。

この間、世間では、山中先生のノーベル賞受賞に関するニュースに持ちきりでした。嬉しいことではありますが、私達は、さい帯血有効活用のiPS細胞研究への環境整備に力を注いでおりました。提供されるのは、10年前ご提供頂いたさい帯血細胞です。この時は、iPS細胞はありませんでした。

将来、多くの難病患者の希望に応える期待される研究ではあっても、保存さい帯血提供には、さい帯血提供者の同意など守るべきルールがあります。関係者が、しかるべき所にも相談しながら、慎重に丁寧に議論を重ね、調整していく様子を私はつぶさに観ておりました。世論への情報提供の義務を果す為です。

私は、山中先生と、さい帯血からのiPS細胞研究は徹底し情報公開を行う、という約束をしました。そして、さい帯血細胞提供へ向けて、関係者は力を合わせて環境を整えています。私達は支援の輪を広げます。山中先生、待っている大勢の患者がいます。患者の為に、一日も早く新たな研究を進めてください。

☆有田美智世☆

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